ちょっとちかくまできたので、
寄ってみた。
みんな元気そうでよかよか。
大阪は私のふるさとである。
あ、新しいデザイン。
こんな感じ。
人に伝えることって、噛み砕くんだけど、
結局自分ができていないと、教えられないわけである。
世界トップの選手の試合を間近でみると、
たくさん学ぶことがあるし、
その人たちと常に戦うことで、
私のレベルは常に上がっていて、
やる技も変わっている。
試合に出るたび審判員のフレーズはどんどん変わるし、
それが変わるということは技も変わっていくし、
練習課題も変わっていく。
日本の悪いところは、良いコーチが少ない。
大学レベルになって、やっと良いコーチに出会える場合が多い。
特にサーブルにおいて、
世界レベルの選手を育てられるコーチが少ない。
フルーレや、エペはいる。
フルーレは日本全国レベルが高いし、
エペも各地に何人か世界レベルの先生が。
ただ、サーブルにおいては、地方と東京の差は未だに埋まらず、どんどん離れていく一方だ。
イタリアは各地に世界レベルのコーチがいる。
みんなすぐにワールドカップのベンチに入れるくらいのトップコーチ。
日本は?
言い方は悪いが、
正しいルール、最新のルールを把握しているコーチが少なすぎる。
サーブルはルール改正が多く、
審判にとても左右される。
選手が試合中に振り返った時に、
正しい 正しくない の的確な判断ができなければならない。
なんの動きが正しくて、正しくないのか。
戦術はなにが有効か。
いつビデオを使うか。
全てベンチ外からのコーチの役目だ。
何年も前の、自分がやっていた時のサーブルを教える人がよくいるけど、
サーブルなんて、ワールドカップ毎に微妙にフレーズが変わっていくのだから、
時代遅れだとしか言いようがないし
そんなコーチに教わる選手が、憐れな遠回りをしているとしか考えられない。
コーチは選手が選べるようなそんな日本を作りたい。
選ぶ 手 。
なにを選ぶ?
目標 コーチ 戦術 。
常に進化しているのだから。
常に勉強しなければならない。
常に世界にアンテナを張っていなければならない。
私はイタリアに行って、
システムとコーチスキルも勿論勉強させていただいている。
私のコーチはプロ中のプロである。
全信頼を寄せている。
一方でナショナルチームのコーチからは世界の戦い方、コーチの役目、振る舞い方をいっつも盗ませていただいている。
周りのコーチがトップコーチだと
学ぶことばかりなのだ。
選手としても、将来のコーチになりたい自分としても。
だから、イタリアの大学院で学びたいと思った。
知識はフェンシングに必ず活きる。
その軌跡が、必ず自分に積み重なる。
もっと頭を使おう。
コーチというのはボランティアじゃない。
アメリカでは完全な仕事だし、
イタリアもそうだ。
日本はボランティア意識が強すぎる。
頭を使って、
日曜日勝つ!