出て来た。
懐かしい、まだ若かりし私の記録。
24−26歳ぐらい??
最近ずっと音楽聴いてる。
今日見つけたのはこの二つ。いいねえ。
今読んでいた。
三年前の私。24歳の自分。
選手生命がもう終わりだと覚悟した腰痛。
3ヶ月近く治らなかった咳。
仕事と実業団の両立。
今もう一度できるかと聞かれれば、
できません。と答える。
本当に素晴らしい4年間だった。
しかし、戻りたくはない。
家から職場までは、満員電車で1時間半。
1ヶ月のうち休みは1日のみ。それ以外は練習、遠征、仕事。
練習のない日は仕事終わりにボクシングでトレーニング。
朝6時起き。夜22−23時帰り。
フェンシングでは、3種目共。専門種目であるサーブルは2年に一回。
正直めっちゃタフだった。
頭めっちゃ使って生きてた。
実家だったのが救い。
私に素晴らしいものを沢山もたらしてくれた4年間。
働かせてもらったおかげで、今こうやって貯金で生きられている。
腰痛はもう本当にフェンシングを諦めようとするぐらいの痛みが1年以上続いた。
素敵な思い出は沢山ある。
思い出したくない思い出も沢山ある。
それが仕事だった。日本で働く。
日本の会社ってこんな価値観じゃないだろうか。
耐えろ。会社に捧げろ。忍耐。努力は裏切らない。
上司は絶対。ルールは絶対。お客様は神様。
しんどくても笑え。休むな。
ミスをするな。全力で働け。
日本社会だ。私の会社は非常にいい会社だったので、初めの2年以外は幸せだった。
初めの2年は、本当に試練だった。思い出したくない。
この価値観というのは、日本特有のものなのかもしれない。
終身雇用制からの価値観。しかし今はそんな保証どこにもない。
年金??本当にもらえるの?高齢者ばかりになる国。若者が少ない国。
どうやって年金を捻出するの?赤字な国なのに?
昔とは違う時代になってきていることにさっさと気づいた。
今の時代、会社に行かなくてもどこででも仕事をしようと思えばできる。
実際私もパソコン一台で色々やっている。
若者がアルバイトをして一生懸命働いても、
働きすぎても税金は取られるし、
家賃は高いし、物価はどんどん上昇していくし、
それでも賃金は変わらない。
プレミアムフライデ〜? ではそのプレミアムをフライデーする人たちが行く
レストランや、娯楽施設の人たちにはないのか?プレミアム。
大学の学費はとても高いし、奨学金を返すと余計に給料は減る。
家を買ってローンを組んで、給料からコツコツ返していっても、
その家、地震でなくなっちゃうかもしれないんだよ日本。不謹慎だけど。
どこで地震が起こるか本当にわからないくらいのリスクの高さ。
それなら賃貸でよくないか。
働いているのに、どこか貧しい国。
24時間営業がいらないんだよ、日本。
努力なんて、簡単に裏切る。
辛いことに耐えても、身体と心を壊すだけだ。
しんどいときは休まないとずっと引きずって余計に長引く。
会社に捧げても、今の日本社会、簡単に会社は社員を裏切る。
ならどうするか。
自分の価値を上げていくしかない。そう、アメリカのように。
自分に力があれば、どうにでもなる。
考える頭と、スキルがあれば。
これからの日本は個人が重視されていくようになるはずだ。
パソコン一台あれば。なんでもできる。
日本社会に喧嘩を売っているわけではない。
ただ、外から見た日本社会のイメージと、
あまりにも内部のワーカーホリックさがイタリアとは対照的だから。
反面教師とでもいうのだろうか。
イタリア人は本当に笑顔が多い。
お店でも、街でも。
だからこそ、余計に感じる。
昔の自分、お疲れ様。