KUSHIZZI PROJECT  櫛橋 茉由

KUSHIZZIPROJECTオフィシャルブログ

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もはやロンドン橋落ちた。すべらない話

この金曜日から、何をしていたかとゆうと、

そう日本のエペ選手がアベック表彰台を
ワールドカップで飾った昨日。

私は何をしていたかとゆうと、
11月に友達が春にロンドン行こうと候補日を五つくらい提示してきたので、
断われる状況ではなく、なら3月末なら何もないはずだと当時は考えていた。


そして迎えた3月末。
4月に試合が決まったので、一回断りをいれたのだが、全部予約済みだということでとりあえず行く、行かなければ ならない ことに。笑笑
まぁ一度 うん と言った私だから、
しょうがない。行くか。

しかし、友達はまだ中学生。
親も一緒だろー と思ったらまさかの2人。
ああ、、私保護者ですか、、、。


まぁそんなこんなでロンドンは美しかった。
しかし、色々疲れて私は早く帰りたかったのだ。笑笑
そんな昨日、4時半にホテルに荷物を取りに帰って、飛行機は7時5分発。

うーむ、怪しいとは薄々感じていた。
今日帰れなかったらマジ泣けるなーとか冗談で思っていた。

早めにホテルに戻ろうと言ったのだが、友達は聞き入れず、、。


まだあと1時間歩こうよ。

うん、、、。


結局空港シャトルの駅に着いたのが6時。
次のシャトルが6時6分発。
そこから空港までは37分。

6時44分に着く。

ゲート閉鎖が6時35分。


いや、普通に考えて無理だな。笑笑

それまでは全て友達が予定を立てていたので、何も言わずおとなしく付いて行っていたのだが、

そこで彼女。初めて言った。


マユ、どうしよう。


そうか、子供は困った時だけ大人を頼るのか、、。



私初めて言った。

どうしようもないよ。笑笑

パニックになる、中学生。

冷静なおばさん。笑笑

とにかく空港シャトルでインターネットで調べ、彼女に指示するが大パニック。

マユ、座りたい!37分もある!

いやまて、座るまえにやることがある。
次の手段を考えなければ。
とにかく空港に行こう。
と、この時点で、手段を探しながらチャットサービスで航空会社とチャットしながら、
私はこっそり諦め
次の飛行機を探していた。翌日早朝6時20分。
残り三席。これだな。
チャットサービスも どうしようもありません と。
だよね。笑笑

そして空港に着き、とにかく走ってみることに。

手荷物検査を早く通してもらうが、
大パニック中学生の液体が引っかかる。笑笑
いや、もう無理だ。

先に通過した私は中学生を放置してゲート確認へ走ることにした。
この時点でせっかく買ったコンタクトの液を捨ててしまった、、。

私先に行くから、後から来てくれ!


ひたすら走る。空港が思いの外広い。
ゲート案内版を見る。クローズ。
いや、無理だ。と思ったがせめてゲートまでは、、と走る走る。

あー。


電車に乗って行くタイプか、、、。
この空港でかいんだなー。

その時点でもはや出発5分前。
さすがの私も諦めた。
中学生を拾いに戻る。

相変わらず大パニック。
パニックになった人を、扱うのは難しい。
とにかく静かに語りかける。

ゲートは遠かった。
もう間に合わないから次の手段を考えよう。

まだ7時だよ!ゲート行ってみようよ!

5分発なんだ。ゲートはもう閉まっているし遠い。まずカウンターに行こう。

パニック連れて一旦外に出る。

私が次の手段をカウンターで話してくるから、ここで待っていてくれ。

いやだ!私が行く!私明日学校なのに!

(いや、私もだ。
私は明日朝から練習に行きたいのだ。)

パニックを連れて窓口に行っても何もできないのは仕事上経験がある。笑笑
私は接客業もやっていたのだ。笑笑

こうゆうときに私がお世話になった上司達はいつも私に言ってくれた。

仕事でミスをした、私に怒るのではなく
静かに諭してくれた。

櫛橋。まず、落ち着いて。
焦ってバタバタしても、またミスをするだけ。
起こってしまったミスはどうしようもない。
一旦手を止めて、それから冷静に対処法を考えて。

一つずつ。一つずつ。


そうだ。どうしようもないことはどうしようもないんだ。
次、どうするかだ。仕事していてよかった。

落ち着いてくれ。
次の手段を私が考えるから、ここに座っていてくれ。

いやだ!


沈。笑笑

仕方ないので連れていく。
案の定、窓口でパニくる中学生。
次の飛行機は、ありますか?
何時ですか?空いてますか?

次は明日の6時20分。
あと1席です。

沈。笑笑


しかし私は知っていた。
窓口枠以外の枠はインターネットで確保できるのだ。
空港シャトルの中で見つけた席が空いているはず。

携帯で調べる。



残り三席。ほらね、空いている。

これをとります。いいね?

わかった。お金ごめん。

うん。いいよ。しょうがない。

このパニック中学生。
パニックな上に、お金を全部使い切っていた。
チャージして使うタイプのカードに残高はなし。

親に昼にチャージしてもらったお金も
夕方のショッピングで消えていた。

要は無一文なわけだ。
君に選択権はない。笑笑

私がネットで飛行機をとる間も、横でワイワイまだパニック。

静かに。静かに。

と諭しても逆効果。

(君は私が飛行機を支払わないと帰れないんだぞ?)

無事飛行機はとれたので、
一泊どうするかという話になった。
中学生は空港でいいとな。
うーむ。親がいいならいいが、まぁ考えよう。

とにかく私は水と食料を提供した。
夕飯抜きにするわけにもいかない。

そして空港のベンチに。
隣で映画を見て笑っている。
私は考えていた。

ここは空港といえど手荷物検査の中ではない。
誰でも入れる。周りは男の人が多い。
彼女はここで寝ると言っているが、私も眠りこけたら彼女を見張れない。
テロが起きたてのロンドン。
空港は警察の厳重警戒。
この前フランスの、オルリー空港でも事件があった。


いや、危険だ。
14歳を連れて女2人空港泊。ないな。ないわ。

しかも彼女は服装が、良い服なので余計に危ない。みすぼらしくない。笑笑
お金持ってそうだ。
(実際今カードを持っているのは私なのだが笑笑)


とゆうわけで、こっそりホテルを探す。
空港まで送迎があって、近くのホテル。

あった。
確保。
送迎の電話 完了。


私はホテルで寝たいからホテルをとった。
お願い、一緒について来てくれないかい?

え、いやだ。私空港で寝る。ここがいい。

1人にするわけにはいかないんだ。
お願いします。


いやだ。たった4時間5時間行きたくない。

(その、たった4時間5時間が危険かもしれないんだ。)


頼む、私シャワー浴びたいんだ。

空港にあるじゃない。ほら。あそこ。

もう送迎も頼んじゃった。

いやだ、いかない。四時までここに居る。
行くなら1人で行って明日合流しよう。

来てくれないと飛行機のチケット渡さないよ?

いやだ。行きたくない。

いやだ!!!

(まさかここまでとは。しかし、置いて行くわけにもいかない。動かなかったらここにいるしかない。最悪せっかくとったホテルを捨てるか。動けずここで寝るのか。頑なに動かない。)

私途方に暮れる。15分ほど説得。

めったに人に怒らないのだが、
この時ばかりは本当に手を上げそうになった。
引きずってでも連れていきそうになった。

14歳。空港泊。テロ直後。
何かあったら親に顔向けできない。
私はこの子を安全にイタリアに返さなければ。

どう考えてもホテル代は惜しくない。

今にも手が出そうなくらい怒った私。
いい加減にしろ。。。話を聞いてくれ。
いや、まて。それはダメだ。
私は何のために苦労してイタリアまできたんだ。
この子に手を上げたら全て水の泡だ。

あと少しの我慢だ。
私は私を守る。私までキレてはいけない。

深呼吸。次はどうする?


ごめん、悪いんだけどお母さんと電話させてくれるかな?

わかった。

ゆっくりお母さんに事情を話す。
空港の、治安が悪いこと。
ホテルを探したこと。
飛行機をとったこと。
私の今の最善策であること。

電話をかわる。
話している。



わかった。ついて行く。




よし!笑笑

ホテルに向かう間にも
なんで相談してくれないの?
なんで勝手に決めたの?
なんで行かなきゃならないの?
行っても寝ないからね?


グダグダ言い続ける。

ごめん、勝手に決めたのは謝る。
私がいいと思った判断なんだ。
悪いけどついて来て欲しい。

明日また遅れたらどうするの?

遅れない。

マユ起きれるの?毎日私が起こしてたじゃないか。

わざとだ。
君が起きたい時間に、合わせていたんだ。
私は今まで人生で一回だけしただけで、
寝坊したことなんかない。
飛行機に、遅れたこともない。
じゃなきゃイタリアまで1人で来れない。


とにかくついて来てくれ!!!




パニック中学生はグダグダ中学生に変身を遂げたが、
そろそろ私の、体力も限界で総無視。笑笑


爆睡。




のちの今、無事に飛行機の中である。




無事にイタリアにもどれそうだ。



最悪な旅行の最後には、最悪な、イベントが待ち受けていた。



ロンドンは、美しかった。素晴らしかった。




私は乗り越えられた!笑笑




お金は身を守るためには、惜しんではいけない。
ましてや、ここは、異国の地。
私は無事に過ごすことが第一なのだから。



2度と中学生を連れては旅行には行かないだろう。笑笑


しかし、いろいろ学ばせてもらった。

イタリア語でひたすら説得もできた。


語学力はめちゃのびた。




結果オーライでは全然ないけれど、
またたくましくなった。笑笑


4月までさぁ、がんばるぞ。



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