いやはや濃い二日間だった。
昨日は夜到着のち、みんなでごはん。
イタリア人ってごはんめちゃ大事なのよな。
ごはんでお話しするこれ重要。
しかし、昨日はまたもや急な気温の低下により
偏頭痛ぎみであったので脳内マヒ状態。。
なかなかイタリア語回路が出てこず困った。
車の中で少し眠るとかなりましになった。
ので回路復活。
無事話せるように。
そして、どでかいピザを食べたのちに
ドルチェは??
あーそうだよね。みんなデザートまでいくんだったね笑
共に食べました。うまい。
ごはん三時間。これ大事。笑
イタリアきてから身体が少しタフになった。
8時から11時笑 これ重要。
しかし今朝は胃もたれ笑
そんな中、人生初のイタリア試合に臨んだわけだ。
試合会場に隣接したホテルありーの
前日に全ての当たりがでーの
これもはや一種のワールドカップだ。
みんなが出れるので、かなり大規模。
そして彼等はスーパーシードなので予選なし。
ワールドカップのグランプリみたい。
とまあ、わたしはふた回り目だったのでみんなより遅れて会場へ。
同じふた回り目の仲間とアップ。
うーむ、なんて広い会場なんだ。
ショップもめちゃある。
そして来ました初のイタリア試合。
もはやみんなおんなじ顔に見えるし
だれが強いかわからないけど
とりあえずプールの一番強そうな人を倒すことにした。
勝ったり。まけたり。
負けた試合は、審判の判定に少し疑惑があったのだがコーチいわく昨年出たベネズエラの選手もそうだったらしい。
だよね。アウェイだもん。
それに対応できなかった自分がわるい。
それでもみんな応援してくれる。
マユーブラバーマユー!
あぁ、グラッツェ。
そして、最終に一番強そうな人と。
ごつーでかー。
んまぁやってみっか。
私のメンタルコーチいわく何事にもとらわれないことが一番なので、やってみた。
結果、勝利。うん、いいね。
3勝3敗。まずまずだ。
そして、トーナメント。
もう全ての当たりが電光掲示板に即表示されてサクサク試合が進む。
審判もたくさん。
なんじゃこれは。
日本とは大違いだ。
決して日本を否定しているわけではないが、
国の試合でこの規模ということは、
どれだけ競技人口が多いのだろうか。
メジャーだ。
一つ突っ込むなら、武器検査がない。
が、試合はサクサク進む。
みんなちゃんとしてるのな。
当たりをみると一回戦は予選で負けた子、
二回戦はなんと身内のカテ様。
いやいや、128人弱いたらですよ、
当たります?この規模で身内当たります?笑
と突っ込みたかったが、とりあえず一回戦だ。
ベンチにはマエストロ。
おーおー、この光景を待っていたー。
予選はサポーターのコーチだったので、
(絶対ベンチには誰かいる。選手の側には必ずコーチ。それがイタリア。)
おーおーマエストロ。
私この光景のために来ちゃったよイタリア。
よし、やるっきゃねー。
とゆうわけで、始まるが最初は点をポンポンとられた。
いつもならこのまま流れを掴まれる私、
が、今日は違った。
あんまり覚えてないのだが、先にリードして折り返し、そのまま勝ち越し。
やったよーマエストロー。
ブラバーマユー
的確だ。やはり。アドバイスが。
やりやすい。私、マエストロと合うんだよね。
レッスンもアドバイスも。
コーチと選手って相性があるんだ、絶対。
なんだか苦手だったアタックができるようになったよ。
後からビデオをみて思ったのだが、
人は小さな頃にやった癖はなかなか抜くのは難しい。それはわかっている。
みんなとソックリになりたい。と思うが、
しかし、元が違う(人種による身体差。欧米人に比べてパワーが弱い。バン!ってゆう瞬発力。)し、
身体の性能も違う(私はパワーも瞬発力もそれほどない。日本のフィジカル強い子には走りも力の強さも全然かなわない。)し、身長も小さいし足も手も短い(みんなは足も手も長いし背も高い。先日トレーニングしていて発覚したのだが、私は足を伸ばして地面に座ったとき、背筋を伸ばすと手が床に届かない。みんな手が余っているのに、、。とゆうことは胴の長さより腕の方が短い。腕の長さはフェンシングにめちゃ有利だ。)のだ。
全くいいとこなし?みたいな身体だが、
実はそうでもない。
教えてもらったことは意外とすぐできるのだ。
その分すぐ忘れるが、、笑
力だとか速さはないし、持久力もそこまでではない。
が、持久力は練習でまかなえるし、
力と速さはなくても、私には武器がある。
メンタルコントロールと、技の出し方だ。
要は対人競技なので、力で相手をねじ伏せるのではなく、テクニックで追い込めばいいのだ。
それができるのがフェンシング。
距離を使う。
今日はそれがうまくいった。
力の強い人を攻めていく。
出鼻を挫く。
実業団での試合作りの経験が、
生かされている。
なので、私には私の戦い方がある。
私が私に生かすこと。
今までのサーブルと全然異なる話。
ようやく身について来た。
半年かかった。長かったー。
とゆうわけで、カテ様。
身内だからといって、試合は試合。
ちゃんとやりました。
が。案の定、(案じてはいない。マックスで挑んだが、練習かのようにボコスコ。)負けた。
歯が立たないってこのことだ。
先日の練習でも思ったが、彼女を陥れる方法が今の私にはまだない。
私の引き出しを全部きれいに締められる。
ってゆう人とここで当たるんかーい。笑
この歳になって、ここまでボコられることって日本ではないわけだ。笑
ちゃんと集中しているのにもかかわらずだ。
いやー。どうすれば、勝てるのか。
そして、私はいつも身内が行く手を阻む。笑
むーん。考えよう。
しかし後から振り返って思ったけど、
この試合、誰も見にこなかったんだ。
ベンチにも誰もいない。
私、あくまでも日本人だし
みんなからすればほんとは全然敵だし
カテ様は大事な試合だし(この試合は次につながっていく)
まぁそりゃ、私にカテ様が負けるわけはないと思ったのかもだけど、でもベンチには誰もいない。
フェンシングでは、身内同士の試合は基本応援なし、ベンチなし。
私がただの日本人だったら、応援やベンチはいたよね。
私が身内だから、ほっといてくれたんだよね。
後から考えたら、そういえば。と思った。
仲間と思ってくれている。それが嬉しかった。
私、強くなることが一番だけど、
でもそれと同じくらいみんなと仲良くなりたいんだ。だから、言葉を勉強中。
後から、やっぱ強いよ、次も頑張ってねといったら、
こんなとこで当たってごめんねマユー
いやいや、予選を勝ち切れなかった私が悪いのよ。
そんなこんなで、終わった試合。
サプライズまであった。
トーナメント前になんとフルーレ人の和歌山の先輩がやって来てくれた。
いやはや、まさかこの試合で会えるとは思っていなかったから感動。
きゃー!!!
お話して、テンションがあがる。
ありがとうございます。
嬉しい。すごく嬉しかった。
その後は太ももがいたい身内のマッサージをしてあげて、(太ももいたいよーって嘆いているから、ほっとけなくて出動。)
私さっきまで選手だったけど、もう終わったからいいよーって、トレーナーにチェンジ。笑
お母さんがやってあげていたので、代わるよーってな。
どこで勉強したの?大学?
ううん、うちんち名トレーナーさんちがちかくて
できるようになったんだー。とか。笑
そうなのだ。昔からケガが多かったので
テーピングも巻けるし、ツボもわかるし、
マッサージの仕方もしっている。
それも少し特殊な。笑
しかし問題は、人にはできるが自分にはできない、、、。
そのおかげで、今までもよく出動していた。
選手やめたら、こっちの勉強もしたいなー。
と、ちょっとマッサージしてあげてー
帰り道。
湖に寄って帰る。
が、ここで大変な事態に。
パーキングエリアで眠たすぎてカプチーノを飲んだ。
が、
案の定、トイレに行きたくなる。
あー、今日はいい試合ができたと思ったのに、
今日の最終試合はこれかよー。
イタリア語で訴える。
トイレに行きたい!
帰りは友達のパパとの車だ。
一回戦、パーキングエリア通過ー。
え?今私ゆったよね。トイレに行きたいって?
しつこくもう一度、
しかし十分ほどかかる次のパーキングエリア。
この時点で結構限界であった。
ああ、もしここでもらしたら、、とか考える。笑
膀胱炎なってもなー。
もはや路側帯に止めてもらって、端っこでするとか?とか。笑
限界が近づくと頭がマヒしてくるねー。
と、渋滞に。
この時点でますますピーク。
あ、あと、500メートル。
あれ?通り過ぎたよ?
パパ??
マユーこのパーキングエリア閉鎖中だー。
あと十分がまん!
‥うそだよね?
この時点で手に冷や汗ダラダラ。
オーマイゴッド。
みんなにちょっと私集中するわ!とじゅうじかをきる。
マユーがんばれー
トイレがまんするのをね!笑
マユーあと7分!ううう。
あと3分!
ついたよ!いっといで!
‥が、まさかのトイレ3人待ち。
泣いていいですか?もうコーヒーは高速道路では飲みません!はい涙
しかし奇跡的に忍耐できた私。
みんなごめんねー、
私は元々トイレが近いのだが、
世界どこにいってもこの弱点はついてまわるな。
もはや携帯式トイレもっとこかな。笑
コーヒー車で禁止だ!
そして無事に帰宅し、晩御飯をつくり、洗濯までし、明日はこれでゆっくり眠れる。
ユーフォがのびた。
だれだこんなに要領よくなったのは。
環境ってすごい。
わたしすごい成長してる。笑
実家っていいなぁ。
迎えてくれる人がいると楽だよな。
1人だとサクサクになる。
でもまだ戻りたくはない。
そんなこんなで、終わった試合。
確実に強くなっている。
ありがとうみんな。
ありがとうマエストロ。
イタリアの強さ。
そりゃこんだけの規模ならみんな強くなるね。
全日本の何倍もの規模だ。
さぁ、寝ます。